自分にとって「大切なもの」を、大切にしたい。

健康や日常は、当たり前のようにありますが、それは実は特別なこと。

 インストラクターとして 5000人以上の女性の身体作りのサポートをする中で、
「自分の身体イメージをつかむことの大切さ」を痛感しました。

そのためには、まずは自分に意識を向ける必要があります。
 
 「私は子育てする時にも、必ず身体を鍛えておこう」と決心しましたが、
現実的にはとても難しいものでした。

わざわざ運動の時間を取れない、というより、自分の優先順位が下がっているのです。

「まずは自分のことしていいよ」。そんなことが、運動や美容ではとても贅沢に感じました。

しかし、防災では「まず自分のことをする(備える)」のは、
周りに迷惑をかけないためにも必要なことだとストレートに受け止めてもらえます。

「健康」というと「身体的健康」と「精神的健康」に焦点が当たりますが、
それに加え「社会的健康」も文化的な生活には欠かせません。

社会的健康とは、自分で自分のことを決められること、相談できる相手や環境があること、
助けを求める適切な手段を持っていること、安心できる居場所があることなど。

人の繋がりなしに、健康が成り立たないことはWHOの憲章からも明らかです。

身体を整えること。
日常があり続けること。

「今ある健康はいつかなくなるかもしれない」。

だけど、間違いなく「今はあるもの」です。

「それを大切にしよう。今のうちなら自己実現にも役に立つよ。」

と、健康と美容は、日常と幸せは、ワンセットなのだということ。

日常から、自分と周りに興味を持つことで今後の健康にプラスになることを伝え、
まわりに健康で幸せな方が少しでも増えたらうれしいです。
 

江藤沙織


南草津マンション防災委員会代表
バランスボールサークルぽむぽむくらぶ代表

滋賀県甲賀市生まれ。2011年に結婚し南草津駅前マンションに引っ越す。2012長男出産、漠然とした住み難さや育児の不安を感じる。2014年の次男出産後に子育てサークル玉っこひろばにてママの為の防災に出会う。

自身が住まうマンションに自治会がないこと、既存の自治会は戸建て用であることを知るが、幼い子を育てる中での新たな組織編成は難しく諦める。代わりに「自分が安心できる環境」とは何だろうという目線で、地域や同世代との関わりを深めていく。それが南草津マンション防災委員会の前身となる。

2015年 (公財)草津市コミュニティ事業団 ひとまちキラリまちづくり活動助成団体採択 

2018年南草津未来防災フォーラムパネリスト

2019年 野洲川放水路通水40周年記念『いのちを守る自主防災シンポジウム』パネリスト

2019年 びわこチャレンジ大賞まちおこし部門大賞受賞

「いざという時に助け合おう」と握り合った生活圏を同じくする仲間200人以上と日常的な助け合いをする自助防災コミュニティを運営。

助けてほしい時に助けてと言える「大切なものを守るための防災」を掲げる。

「育児中の母親が自分軸で子育てや暮らしを楽しめる」ことを目指し3兄弟を育てながら活動中